【アボカド活用術】妊娠中のアボカドの賢い食べ方

妊娠中は悪阻(つわり)などで食欲が落ちたり、免疫力が落ちてしまったりするものです。お腹の赤ちゃんのための栄養も摂取しなければなりませんから、アボカドなど手軽に食べられて栄養価の高い食材は何かと重宝しますよね。

でも、普段と違うコンディションだからこそ気をつけなければならないポイントもいくつかあります。

今回は、妊娠中にアボカドを食べる上で気をつけたいポイントを中心に、アボカドの賢い食べ方をご紹介します!

妊娠中にアボカドを食べる上で気をつけたいポイント

リステリア菌に注意

リステリアは山野や海、河川、動物の腸管内などさまざまな環境に広く分布している細菌です。どこにでもいる菌ですが、実はそんなに強い菌ではありません。食中毒の心配はほとんどいりませんが、妊婦さんや高齢者など免疫力が弱っている場合は少し注意が必要です。なぜなら免疫力が弱っている状態だと、敗血症や髄膜炎といった重篤なリステリア症を発症する場合があるからです。

特に妊娠中は、リステリア症を発症することで胎児や新生児に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

アボカドの場合、アボカドの皮の表面にリステリア菌が付着している可能性があるため、使用前に流水でアボカドの表面をしっかり洗い、手や調理器具などにリステリア菌が付着するのを防ぎましょう。

とはいえ、アボカドはリステリアの感染リスクが高い食品ではないので、間違って洗わずに調理してしまったとしても、あまり神経質になることはありません。もし心配でしたら、かかりつけのお医者さんに相談してみてくださいね。

なお、リステリアは加熱により死滅しますが、アボカドの皮さえしっかり洗えば、加熱調理しなくてもリステリアの感染リスクは少ないとされています。

カロリーに注意

高栄養価のアボカドですが、実はカロリーが高いため、食べ過ぎには注意したいところです。

アボカドは、1個で250kcal程度あります。これは茶碗1杯分のご飯や、焼売6個分に相当する数値。ですので、いくら栄養が豊富で体に良いとはいえ、あまり食べ過ぎるのもよくありません。

妊娠中は、1日に大体1/2~1個程度の量を目安に食べましょう。豆腐やわかめ、トマトなど、低カロリーの食品と合わせて食べるのがおすすめです。

栄養バランスに注意

アボカドには女性ホルモンの分泌を促すビタミンEや、血液を作る鉄や葉酸、妊娠中のむくみや血圧を正常に保ってくれるカリウムなどが豊富に含まれています。妊娠中は積極的に摂取したい栄養ばかりですが、偏食すると食事のバランスが偏ってしまう可能性があります。

アボカドはあくまで副菜とし、主食を中心に緑黄色野菜をバランスよく食べたり、栄養機能食品を利用したりして、健康に配慮した食事を心がけましょう。

アボカドを賢く楽しむために

妊娠中にアボカドを食べるのは1日1個までとし、調理の際は最初にアボカドの皮をよく洗うこと。そして主食と併せてお肉、最中、野菜などをバランスよく食事に取り入れるのが、アボカドの栄養とおいしさを存分に生かせる安全な食べ方です。

当ブログでは今後、さまざまなアボカド料理のレシピも配信していきますので、そちらもご参考の上でアボカドライフを存分に楽しんでくださいね~

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